子どもがふたり生まれ、念願の一軒家を持つことに決まりました。そこで東京の会員制人間ドックに勤務する主人が真っ先に考えたのは、自分の書斎です。
主人と私は結婚する前から持っている本が多く、結婚してお互いに本を持ち寄ると、ちょっとした本棚には入りきらないくらいの本の冊数。
持ち寄った中で同じ本は古本屋に売ったりして処分しましたが、それでもなかなか数は減らないもの。思い出がある本も多く、お互いになかなか捨てることはできません。そのうち子どもも生まれ、絵本がどんどん増え、当然のごとく、私達の本も増えていきました。
主人はもともと大きな本棚が欲しかったので、新築を持つにあたり、壁一面の本棚を作り付けてもらう提案をしました。本棚の下段は辞典や図鑑、写真集などの大きくて重い本。本棚中段の子供たちが手の届きやすい高さには絵本、その上にはハードカバーの小説や専門書、そして高いところには軽めの単行本というように、あっという間に本棚は下段から最上段まで埋め尽くされました。
書斎はいつの間にか子供たちの本を読む部屋になりました。ぽかぽかと暖かい日差しの日には、書斎でごろっと昼寝をしたりして、、、本に囲まれた楽しい生活をしています。