ダイニングテーブルといえば「リビングルームの顔」と言える家具でしょう。
お部屋の空間の印象を決める家具の一つでもあります。
そんなダイニングテーブル、どんなデザインのものを選べば良いのでしょうか?
私はダイニングテーブルは「足」が命だと考えています。
それでは「足」によってどのように印象が異なるのか、2種類の「足」をもつダイニングテーブルを例に挙げて、考えてみましょう。
まずオーソドックスなデザインと言えば、木製の四本足のもの。
木のあたたかみを感じるとともに、床に対して接地している足が全て見えていることから、安定感や安心感という印象を与えます。
さらに、足と足の間に空間があることによって、部屋全体を広々と見せることができます。
現在、一番人気のデザインと言えるでしょう。
しかしこのデザインは、良くも悪くも「定番」なので、個性的なインテリアを目指している部屋では少し退屈なデザインのようにも思えます。
2つ目は広めの天板の中心に足があるデザインです。
これは、少し離れたところから見た際に「浮いている」ような錯覚を覚えるようなデザインです。
接地している部分が見えない事によって、違和感や浮遊感を演出することができます。
さらにこの材質が金属やガラスなどの人工的なものであると、その印象は依強くなるでしょう。
そこにあるだけで空間の主役となるダイニングテーブル。
足の見え方だけで、こんなにも印象が異なります。
購入の際には、大きさや高さももちろん大切ですが「どのような印象の空間をつくるのか」に合わせて、足の見え方や素材を選んでみてはいかがでしょうか。