書籍紹介「花森安治集いくさ・台所・まつりゴト篇」

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本書は、「花森安治戯文集」全三巻につづいて単行本未収録のエッセイ・コラムなどをテーマ別に三巻に編集したもの。その完結篇ともいえる第三巻にあたる。
カラー口絵には、昭和17年から30年代初めに描いた「歴史日本」「文明」「女性」をはじめ、「文藝春秋」「座談」「「週刊朝日」などの表紙画を特集。エッセイは、「週刊朝日」に連載された昭和30年当時の各党総裁である、鈴木茂三郎、河上丈太郎、鳩山一郎、緒方竹虎家の平面図、家計簿入りのお台所拝見記。また、「経済白書」に対し皮肉を充分に込めた告発文。ほかに「ことし役人になった諸君への訓示」「僕らにとって8月15日とは何であったのか」。また、「元一等兵の再軍備観」というテーマでの扇谷正造・池島信平氏との鼎談などを収録。
戦争体験を踏まえた花森安治のカラカイ精神は、雑誌「暮しの手帖」編集長とは異なる風貌を見せている。以上内容紹介より

口絵が増え、一層当時の雰囲気が伝わってきます。
いくさ・台所・まつりゴトと、聞いただけではバラバラに思いましたが、読んでみると花森安治や当時の人々にとってはどれも同じ系列で語られることだったと納得しました。