出版に関する専門知識を学ぶ

PR|ゴミ屋敷を清掃しよう遺品整理の業者選びなら新潟の注文住宅ならオススメ企業のためのコンサルティング遺品整理と遺品処分のご相談は東広島市で注文住宅を建てる兵庫・姫路で離婚の相談ができる弁護士リンパマッサージのスクールなら京都市で人気のエステサロン

出版に関する専門知識について学んでいきましょう。

なかなか知る機会も少ないと思いますので。

今回は本文の文字の大きさについて、ご紹介します。文字の大きさの基準は、ポイント2種類と級数があります。JISで決められているアメリカンポイント、1ポイント=0.351mmとDTPで使われている1ポイント=0.3528mm、写真植字からきている1級=0.25mmの3種類の基準です。 DTPに慣れていない方は、Microsoft officeのポイントが良くわかるかと思います。DTPに詳しい方だと級数でフォントサイズを指定することもあります。 文字の大きさは基本的には9ポイント(13級)以上が望ましいです。下限は7.5ポイントですが、このサイズのフォントをメインの本文に使うとかなり小さい文字の印象を受けますので、注などの文字に使用します。 本のサイズ(判型)が大きくなれば文字を大きめにし、小さければ小さめにするのが良いと思います。例えば、四六版サイズやB6、A5サイズではフォントサイズを9ポイントくらいにするのがお勧めです。A4、B5サイズであれば、10~11ポイントあっても問題は無いかと思います。とは言っても、デザイン上、あえてフォントを大きくする場合もありますので、一概にはこれが良いとは言えませんが、フォントサイズの下限があることは知っておいた方がよいでしょう。

少しフォントについても触れておきます。

アウトライン・フォントとは、文字の形を、輪郭に沿って形として表現する形式です。言葉で説明するとピンとこないかもしれないですね。Microsoft Office のWordやPowerPointで図形の四角や三角、曲線のボックスで文字を表現したようなイメージとお伝えするとわかるでしょうか? アウトラインはイラストレーターなどのアドビソフトで作成したデータを入稿する際にアウトラインにします。アウトラインにすると印刷時に拡大したり、縮小したりしても文字の形が崩れにくいので印刷時にアウトラインに変更して入稿します。 しかし、アウトラインにすると文字情報では無くなりますので文字検索に引っ掛からなくなります。 基本的にはプロ仕様の印刷データの時に変換しますので、Microsoft Office等で作成する場合は特にアウトラインは使用しません。プロ仕様の原稿になる為、知っているとプロっぽく扱ってもらえるかもしれないですね。 PDFにすればフォントを埋め込むことができるので印刷する際はPDF入稿を指定される場合があります。

最近ではほとんどのパソコンにPDFに変換できるソフトが入っているのではないでしょうか?PDFは印刷に適したデータで、フォントをPDFデータ内に埋め込む事ができます。 フォントとは、パソコンの中に搭載されていて、私たちはそれを意識せずにWordで原稿を作成する際にMS明朝とかMSゴシックとかを指定します。このMS明朝やMSゴシックがフォントになります。 MS明朝やMSゴシックであれば、大体のパソコンに搭載されているのでパソコン環境が変わっても見ることができます(但し、Windows-Macだと異なる場合あり)が、特殊なフォントを使用するとパソコン環境が変わるとそのパソコンにフォントが無いと入れ替わったり、文字化けしたりします。 その場合はPDFに変換をするとフォントが埋め込まれてどのパソコンでも指定のフォントで確認できたり、印刷できたりします。従って、印刷するときにPDFでの入稿が指定されます。 PDFにフォントが埋め込まれているかを確認する時はPDFを開いて「ファイル」-「プロパティ」-「フォント」タグを開くとわかります。そのPDFに使用しているフォントがずらっと並びます。そのフォントの名前の横に「埋め込みサブセット」と書いてあれば、フォントが埋め込まれている証拠です。 全てのフォントが埋め込まれていれば文字化けする心配はないでしょう。

また出版物には必ずISBNコードというものが存在しています。

ISBNコードとはInternational Standard Book Numberの頭文字を取っています。日本語訳は国際標準図書番号です。 書籍の流通業務をシステム(コンピューター)で処理する為に付けられた国際的なナンバーです。こちらのコードが付いていないと書籍を流通させることができません。 本を作成するだけでは流通できないということです。※もちろんISBNコードを付けていない本を売れるサイトであれば無くても販売は可能ですが、書店流通は難しいかと思います。 ISBNコードはどの国のどの出版社が何番目に発行した本までわかります。例えば、978-4-00000-000-Xというコードがあったとします。初めの3ケタの978は接頭記号です。978か979の2種類があります。次の1ケタの4はグループ記号で地域または言語を示します。4は日本です。次の5ケタの00000は出版社を特定できます。こちらは2ケタ~7ケタまであります。次の3ケタの000はその出版社で何番目の出版物であることがわかります。例えば、978-4-12345-000-0であれば、出版社12345が初めに発行した本(000が初め、2番目が001)になります。出版社を特定するコードが2ケタだと、その出版社で発行できる出版物の数が増えます。例えば、出版社を特定するコードが5ケタであれば978-4-12345-000-X~978-4-12345-999-Xまでの1000冊発行できますが、出版社を特定するコードが2ケタであれば、978-4-12-000000-X~978-4-12-999999-Xの100万冊出せるということです。

このようなコードが書籍の流通を支えているのです。