出版書籍のご紹介「アダム・スミスの思想像」

出版書籍のご紹介です。『アダム・スミスの思想像』山口正春著

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第1章 アダム・スミスの労働観

第2章 アダム・スミスにおける分業論と民衆教育論の意義

第3章 アダム・スミスにおける道徳的腐敗の問題

第4章 アダム・スミスにおける大学と社会

第5章 アダム・スミスにおける「経済人」とその徳性

第6章 アダム・スミスにおける商業社会と武勇の精神

第7章 重商主義と植民地体制-アダム・スミスの視点を中心に-

第8章 アダム・スミスと市民社会

「いうまでもなく、スミスについての高い水準の研究蓄積をもつわが国の学界において、本書ははなはだ未熟な研究成果ではあるが、ひとつの区切りとして、また新たな研究への出発点として、あえて刊行することにした。もちろん本書に収めた小論の執筆後、現在に至るまでに多くの歳月が流れた。その間に新たな研究書や文献も出版され、異なる角度からの分析もなされている。だが本書は、これまで発表した旧小論をもとに、それに文章表現上等の若干の加除訂正を施し――内容的な点について不満は残るものの――校正したものであるが、旧小論と本書の諸章との関係は、次の通りである。本書は八章よりなっているが、それぞれの章が完結されたものとなっている。したがって、どの章一つをとって読んでいただいても、理解されるという構成になっている。」

-あとがき より抜粋