ヘミングウェイから始まる旅

今は高崎のオーダー家具職人に作ってもらった本棚が宝物の】私は、若い頃、本など読んだことはありませんでした。

 

だけど、高校を卒業して上京し、フリーターをしながらバンド活動をしていた私は、お金もなく、たいした娯楽もできまさんでした。ディズニーランドなんてとても行けないし、行けるとしたら、近所のビリヤード場か、カラオケボックスぐらいです。

 

ですので、私は、近くに、区立図書館があったので、そこで本を借りて、読むことにしました。初めて手に取った小説は、ヘミングウェイ。私は、ヘミングウェイのおもしろさに、衝撃を受けました。人生が変わった瞬間と言ってもいいでしょう。

 

私はそれ以来、区立図書館に通っては、様々な書籍を読み漁り、自分の世界を拡げていきました。ヘミングウェイは、日本語訳になっているものなら、全て読みました。図書館にないものは、泣く泣く、自腹を切って文庫本を買いました。ヘミングウェイの中でも、やっぱり好きなのは短編集ですかね。もちろん老人と海も大好きです。